攻めることが森町を好くしていく!

 社人研(国立社会保障人口問題研究所)の推計によると、森町の人口は2060年には10,162人にまで減少すると見込まれています。

 そんな中、人口減少に歯止めをかけ、将来にわたって活力ある社会を維持していくことを目的として、国や県が示す方向性を踏まえるとともに、総合計画をはじめ町の各個別計画との整合性に留意して、2015年10月に「森町人口ビジョン、まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定しました。

 そして、2016年2月14日に町長選挙が執行され、それまでの町政を引き継ぐ形で、私たちが推薦した新町長に替わりました。

 

 それまでの町政は、行財政改革のためのコスト削減や公共施設の老朽化への対応等、維持費重視といった守りの体制を取ってきました。それらのことはもちろん重要なことであり、厳しさをもって今後も継続していかなければなりません。

 反面、限られた予算の中、維持費の増大は戦略費の減少につながり、発展を期待する戦略的政策の効果が表れず、徐々に衰退の方向に向かっていきました。

 それに追い打ちをかけるように少子高齢化が進み、さらには人口減少期を迎え、そうした現代を生き残るためには、戦略的に政策を実行していかなければなりません。それは、やり方次第で得るものの大小にも差が付きます。

 守ることも大事ですが、厳しさをもって攻めることが森町をよくしていきます。

 

 世間と比べれば森町は出遅れているように見えますが、先進事例があればスタート地点を前に持ってくることができ、応用や独自性も生まれてくるでしょう。また、守りの基盤がしっかりしていれば、さらに強固なものになるでしょう。

 戦略的に政策を実行していくためには、意識を守りから攻めに転換していかなくてはなりません。しかし、自治体組織における意識転換は容易なことではありません。

 私はそこに目を向けて、『森町として確実に攻め、森町にとって少しでも大きなものを得るために』意見や政策提言をぶつけていきます。   2017年3月